子供にとって親は代替可能

2022/4/26
ピーチフルさんの「駅徒歩20分ラジオ」で子どものケアに依存しすぎないようにしたい、という話を聞き
これから親になる(であろう)自分も心に留めておきたい内容だと思った。

ピーチフルさんは最近第二子を出産されて、子育てをする中で

自分は子供に対して親というポジションに居るだけ。代替可能であることを忘れないようにしたい。
親だから子供を思って色々するのは良いけど適度な距離感や線引きをして、恩着せがましくならないようにしたい。

と思う、的なことを言っていた。


私は自分の親に対して感謝はしているけど、人間として好きか、と言われたら全然そんなことは無い。以前は親のことを無理にでも好きになろう、とか親のことを好きじゃない自分はおかしいんじゃないか、と思っていたが最近やっと親のことを好きじゃない自分を受け入れられるようになってきた。

だから私の子供も私に対して好きか嫌いか、選ぶ権利があることを忘れてはいけないと思った。
子供だけど自分とは違う存在。ひとりの人間。それを忘れてしまうと子育ては間違った方向に行ってしまうのだろうなぁ。

今は妊娠中だから冷静に考えられているけど、実際に子育てしていると忘れてしまいそう。
自戒を込めてここに記しておく。

初めてアロマオイルマッサージに行った話

2022年1月15日 アロマオイルマッサージ初体験記念日。
初体験の記憶を忘れたくないのでここに記しておく。
(2022年は初体験を色々したい。ひとり旅とか。)

今週は特に仕事が忙しく、仕事もプライベートも人間関係のストレスがあり
心身ともに疲れ果てていた。何かで自分の機嫌を取らないと来週以降爆発してしまいそうだった。
自分のストレス発散法といえばショッピング、カフェ、カラオケ、、、う~んなんかパッとしない。
そうだ!肩や足も疲れてるし、ずっと行ってみたかったアロママッサージに行ってみよう!
ということでホットペッパービューティーで「京都 アロマオイル マッサージ」で検索した。
するとたくさん出てくるお店の数々、、。私はマッサージの知識がほとんど無いので頼るのはお店の写真及びスタッフさんの第一印象と口コミだけだ。10分ほど探してたどり着いた口コミ4.95/5点という超高評価店。
しかも京都駅近でアクセスも良い。予約の空きを見ると運良く土曜日16時半~が空いていたので速攻予約。
メニューは全身や部分、フェイシャルなど色々あったがとりあえずずっとやってみたかった全身アロマオイル90分10000円コースにした。

そして予約当日。予約時間5分前にお店に到着。お店といってもマンションの一室なので1Fのオートロックで部屋番号を押しオートロックを開けてもらい入店。
スタッフさん(以下先生と記す)は40~50歳くらいの女性の方だった。初めてのアロマということでドキドキだったがとても優しそうな方で安心した。入店後、お茶を出してもらい来店カード的なものに個人情報と施術に関する注意事項
の紙に署名を記入。今日はどの部分を重点的にやってほしいか、疑問点などないか、といった話をした。
生理中ではないが生理になりそうなのでナプキンをつけており、パンツはどうしたらよいか、と聞くと自分が履いているパンツの上から紙ショーツを履いたら良いとのこと。生理でなければ自分のパンツを脱ぎ紙ショーツに履き替えるらしい。
話が終わると着替えタイム。上の服はすべて脱ぎ、下は紙ショーツを履きその上からガウンを羽織る。
着替えが終わるとまずはフットバスから。フットバスには洗面器みたいなタライにいい香りのするお湯がはってあり花びらが散りばめられていた。足を浸けると先生がお湯を足にかけながら足を軽くマッサージしてくれ冷えていた足が温まり心地よかった。フットバスが終わると早速全身の施術だ。
ガウンを脱ぎうつ伏せでマッサージ台的なところに寝転がった。まずは足の施術から。片足ずつ足裏~ふくらはぎ~ふとももをほぐしてもらった。オイルで滑りがよくなり、足の老廃物がどんどん流れている感じがした。
続いて上半身。腰~肩回り~首をほぐしてもらった。肩回りは特に重点的にやってもらえた。
その次はあおむけになり足裏、腕、ハンドをしてもらった。足裏はいろんな箇所がゴリゴリしてたらしく特に胃腸のところのゴリゴリ感がすごかったらしい。意外だったのがハンドマッサージの気持ちよさだ。手は普段そんなに凝っている印象が無かったがマッサージしてもらうととても気持ちよかった。まぁ日常生活で手を使わない日はないし酷使してるもんな。
その次にデコルテ、首、頭。頭は視神経の疲れからか相当効いていた感じがした。
仕上げにオイルを全身に浸透させるためにシーツの上から軽く全身をマッサージしてもらった。

以上が施術内容だ。途中途中で何回も力加減や痛みは無いかを確認してもらえ、心遣いを感じた。また話も合間に適度にしていたので90分があっという間だった。

施術後は着替えを済ませるとお茶とお菓子が出てきてお会計、という流れだった。
今回行ったお店はフェイシャルや化粧品の販売もされていてしつこく勧誘とかされたら嫌だな~と思っていたがまったくそんなことはなく、もしまた来る機会あれば~程度のものだったので安心した。

肝心のアロマオイルマッサージの感想は、、、、一言でいうと最高だった。
最高な理由が何個かあって
①良い香りのアロマオイルで全身をマッサージしてもらえ気持ちがよい
②自分以外の誰かから身体を労わってもらえることの気持ちよさ
③非日常な空間でご褒美感が強い
などだ。90分10000円を高いと思うか安いと思うか人それぞれだと思うが自分は価値のある時間と金額だったと思う。
施術の気持ちよさと適度な会話のバランスがよく、先生の人当たりもとてもよかったので口コミ評価が高い理由も納得だった。
頻繁に行ける金額ではないが疲労困憊の時はまたお世話になりたい。

生花の手入れで社会の縮図を見た

旦那さんが友人の結婚式に行き、結婚式で使用された生花を持って帰ってきた。
結婚式で高砂やゲストテーブルなどに飾っていた生花を帰り際にゲストに配るのは結婚式ではよくあることだ。

家に帰ってきたときに、旦那さんは特に何も言わずにその生花をリビングのテーブルに置いた。私はお花をそのままにしておく訳にはいかないので茎を水切りし花瓶に生けておいた。

それから私は一日~二日おきに花瓶の水を変えて、茎を水切りした。
旦那さんは私が水切りしていることを知ってか知らずか、特に何も言わなかった。
お花はもちろん美しく、生活を彩ってくれた。

しかし私の心はお花のように美しくはなかった。
私は生花の手入れをしながら、「なんで私が毎日手入れをしているの?」と苛立っていた。よくわからない仕事を押し付けられて対価も無いのにやればやるほどこちらが損するような、そんな仕事。
最近仕事でも似たような経験があり、これまで誰も見て見ぬふりしてきたけど
私が気づいてしまいちょっとした面倒を引き受けないといけなくなった、という案件だ。

やるからには、誰かに感謝されたい。対価が欲しい。
対価なんて無くても、私は私自身のためにやるんだ、という強い意志が
私にはまだ無い。これから自分の中に出てくるのだろうか?

そんなことを、生花の水切りしながら思った。

決めつけない、可能性を潰さない

私には兄、姉が居て私は末っ子だ。

一人の兄は大学に行ったが他の兄たち、姉は大学に行っていない。私は塾に行かず国立大学に行った。別に自慢な訳ではないが、私が兄たち、姉よりも勉強面で優秀だった理由が今日一つ見当がついたのでメモしておく。


それは父親の存在だ。私の兄たち、姉は父親と一緒に生活していたが私はほとんど一緒に生活していない。理由は父が単身赴任をしていたためだ。父は自分の親が医者であるが自分は医者にならず、地方の私立大学に行ったからか学歴コンプレックスを持っているのだと思う。そんな学歴コンプレックスを持った父親と一緒に過ごした兄たち、姉は恐らく勉強しなさい、と口うるさく言われて育ったに違いない。

私が国立大学に受かった報告をした際は、「驚いた。誰の子だ(笑)」と冗談めかして言っていた。私が大企業の面接を受ける、と言った際も「〇〇は厳しいと思うよ。」と言われ、私はひどく落ち込んだ覚えがある。それと同時に、こんな言葉を我が子に言うなんてこんな親とほとんど一緒に住んでなくて良かったと心の底から思う。

私の母は、その逆で私がやりたいことを一回も否定せず、応援してくれた。母のおかげで私は自信を持って色々なことにチャレンジできたと思う。

子供にとって親は一番身近な大人で、その身近な大人が言う言葉は親が思っているよりも子供に大きな影響を与える。

もし自分が親になったら、子供の性格を決めつけて可能性を潰すようなことだけはしたくない。

一種の自分の決意として、ここに記しておく。

Fragrance

昔から香水が好きだ。昔とはいつからだと言うと、小学生くらいの頃からだと思う。

母親が香水が好きで、お出かけのときはブルガリのオムニアを一振りしてから家を出るのが定番だった。なのでブルガリの香りを嗅ぐとお出かけ前のワクワク感を思い出すのである。

兄も香水が好きだった。兄はGIVENCHYのウルトラマリンを愛用していた、

兄からPCをもらったときにPCからウルトラマリンの香りがして、一人暮らしをしておりなかなか実家に帰ってこない兄を懐かしく思ったものだ。

 

香水は好きな人と苦手な人に分かれる。私もデパートの化粧品売り場のようなツン、と鼻につく強烈な匂いは好きではないが、ほんのり香る、その人らしさを表す香水の香りは好きだ。

昔お付き合いをしていた人は甘い、ムスク系の香水を付けていた。お酒を飲んだりムーディーな雰囲気になると、彼の体温が上がるのか香水の香りが強くなり、私はなんとなく身構えたものだ。その香水の香りが強くなる瞬間が私はたまらなく好きだった。

こんな風に香りと記憶は強烈に結びついている。

 

よくパートナーや配偶者のニオイを臭いと感じたら要注意、と言うが本当にそうだと思う。

好きな人のニオイは良いニオイと感じる。嫌いな人のニオイは臭いと感じる。臭いニオイの人は嫌い。どっちが先かわからないけど、本能がそう感じてしまったらもうどうしようもない。今のところ私は旦那様の体臭を無臭と思っているから大丈夫でしょうか。それとも無臭ということは、、。

生命

6月某日

アッキーナこと南明奈さんと濱口優さんの第一子が死産したとのニュース。

アッキーナyoutube不妊治療について語った動画を見た直後だったからか、思わず声が出てしまうほど驚き、ショックを受けた。

二人の気持ちを想像するだけで胸が痛い。

同じ日に高校の友達が無事出産したとの報せ。破水してしまい出産に2日かかったそう。無事に産まれてきてよかった、とよく言うが今回ばかりは件のニュースがあったせいか尚更そう思わずにはいられなかった。

生命の始まりと終わりを強く感じた日になった。ほんと、生きてるだけですごいよ皆。よくがんばってるよ。毎日おつかれさま。

10月某日の日記

今日は定時後に高校生、大学生向けの就活イベントがWebで行われるため
少しでも先輩顔然したく、化粧をして出社。未来ある学生に憂い顔は見させられまい。
昨日はいつまでも治らない顔のニキビを案じ肌を休めるために化粧はしていなかった。
不思議なもので化粧をするといつもより背筋が伸び目線を上げて歩くことができる気がする。
会社の入口にいる守衛さんにもちゃんと目を合わせて挨拶できたし。
化粧って周りの人に良く見られたくてやると思っていたけど改めて自分のために
やっている行為だったんだと気づく。施しは自分の外側なのに結果は自分の内側を
向いていて化粧により自分の意識が変わる。
最近は会社の大きな報告会に向けて資料作成に追われる日々だ。
技術職でありながらこんなに資料作成に時間を費やして良いものか。
報告会では成果を報告すべきなのにその成果を出すための実験に時間を割けず
フラストレーションが溜まる日々。無能と言われればそれまでだ。

定時後の就活イベントでは学生たちの将来の進路について真剣に考え
悩んでいる姿に眩しさで目が眩みそうだった。
「あんた何者?何の価値があるの?」
就活中に脳内で囁かれ続けた見えない大人からの言葉が蘇った。
自分が何なのか分からなくなるこの現象。何を目指して何をやっていけば
良いのか時々分からず広い大海原に放り出された気持ちになる。
暗澹とした気持ちでイベントを終え、さらに月報の締め切りが今日中だと言うことに
気づき軽い吐き気がした。月報を書きながら今月も自分は何をやっていたんだ
という気持ちになりもう感情がどん底に落ちていき止められなかった。

こういう時は外で軽く一杯やって憂さ晴らしでもしよう、と思ったが
気づけば最寄り駅に着いたのが22時過ぎ。この飲食店不毛地帯の大津に
22時以降一人でしっぽりやれる店など無い。
仕方なく家で飲むことを決めコンビニでプレモルと餃子とポテチを買い帰路に着く。
コンビニの外で飲み会帰りのサラリーマン集団や女子会帰りのアラサー集団
とすれ違い、その楽し気なにぎやかさと自分のカバンから覗く餃子の冷え冷えしてること
の対比がすさまじかった。この温度差で紅葉の色づきも早くなることであろう。