Fragrance

昔から香水が好きだ。昔とはいつからだと言うと、小学生くらいの頃からだと思う。

母親が香水が好きで、お出かけのときはブルガリのオムニアを一振りしてから家を出るのが定番だった。なのでブルガリの香りを嗅ぐとお出かけ前のワクワク感を思い出すのである。

兄も香水が好きだった。兄はGIVENCHYのウルトラマリンを愛用していた、

兄からPCをもらったときにPCからウルトラマリンの香りがして、一人暮らしをしておりなかなか実家に帰ってこない兄を懐かしく思ったものだ。

 

香水は好きな人と苦手な人に分かれる。私もデパートの化粧品売り場のようなツン、と鼻につく強烈な匂いは好きではないが、ほんのり香る、その人らしさを表す香水の香りは好きだ。

昔お付き合いをしていた人は甘い、ムスク系の香水を付けていた。お酒を飲んだりムーディーな雰囲気になると、彼の体温が上がるのか香水の香りが強くなり、私はなんとなく身構えたものだ。その香水の香りが強くなる瞬間が私はたまらなく好きだった。

こんな風に香りと記憶は強烈に結びついている。

 

よくパートナーや配偶者のニオイを臭いと感じたら要注意、と言うが本当にそうだと思う。

好きな人のニオイは良いニオイと感じる。嫌いな人のニオイは臭いと感じる。臭いニオイの人は嫌い。どっちが先かわからないけど、本能がそう感じてしまったらもうどうしようもない。今のところ私は旦那様の体臭を無臭と思っているから大丈夫でしょうか。それとも無臭ということは、、。