決めつけない、可能性を潰さない

私には兄、姉が居て私は末っ子だ。

一人の兄は大学に行ったが他の兄たち、姉は大学に行っていない。私は塾に行かず国立大学に行った。別に自慢な訳ではないが、私が兄たち、姉よりも勉強面で優秀だった理由が今日一つ見当がついたのでメモしておく。


それは父親の存在だ。私の兄たち、姉は父親と一緒に生活していたが私はほとんど一緒に生活していない。理由は父が単身赴任をしていたためだ。父は自分の親が医者であるが自分は医者にならず、地方の私立大学に行ったからか学歴コンプレックスを持っているのだと思う。そんな学歴コンプレックスを持った父親と一緒に過ごした兄たち、姉は恐らく勉強しなさい、と口うるさく言われて育ったに違いない。

私が国立大学に受かった報告をした際は、「驚いた。誰の子だ(笑)」と冗談めかして言っていた。私が大企業の面接を受ける、と言った際も「〇〇は厳しいと思うよ。」と言われ、私はひどく落ち込んだ覚えがある。それと同時に、こんな言葉を我が子に言うなんてこんな親とほとんど一緒に住んでなくて良かったと心の底から思う。

私の母は、その逆で私がやりたいことを一回も否定せず、応援してくれた。母のおかげで私は自信を持って色々なことにチャレンジできたと思う。

子供にとって親は一番身近な大人で、その身近な大人が言う言葉は親が思っているよりも子供に大きな影響を与える。

もし自分が親になったら、子供の性格を決めつけて可能性を潰すようなことだけはしたくない。

一種の自分の決意として、ここに記しておく。